バイリンガル育児

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バイリンガル育児

「我が子をバイリンガルに育てたい」。きっとあなたはそう思っているはずです。ただ、その素晴らしいアイデアを実現させるには何をどうすればいいのか、見当がついていない方も多いのでは?結論から言えば、その願いを叶えるには何より多大なる努力が必要です。その覚悟がある方は、さらに詳細を学んでいきましょう。何より素晴らしいのは、バイリンガルの子供は、他言語を身につけることで得る高い認知力により、様々な文化への理解を深めることです。では、さっそく順番に見ていきましょう。
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バイリンガルの恩恵

バイリンガルであるということは、他言語の読み書き以外にどんなメリットがあるのだろうと思われるかもしれません。そんなあなたの疑問にお答えすべく、下記に答えを用意しました。

yes作業記憶が強化される

ある大学の実験心理学科の発表によれば、徐々に難易度が高くなる作業記憶を要する作業において、1言語しか話せない子供に比べ、バイリンガルの子供は優れたパフォーマンスを見せたそうです。作業記憶とは、情報を一時的に保ちながらそれを操作する脳の機能のことです。

yes認識能力が強化される

ダリア・ルロイド の記事『5 Facts about Bilingualism』によると、 1言語しか話せない子供に比べ、バイリンガルの子供はマルチタスクで作業をこなし、論理思考を問う問題を早く解決できるようになります。

yes学力、分析力、そして社会技能が高くなる

The Language Workshop for ChildrenのCEOであるフランソワ テオバルト氏によれば、 2言語を学んだ子供は学校での成績が良く、多様性に対してオープンになると言われています。 さらには学力テストにおいて、言語関連の分野や、算数の問題解決力を問う分野において、平均を凌駕する点数を叩き出すのだそうです。また、読み書きの能力においても、優れた成長を見せます。

yes2つの文化に順応している

バイリンガルの子供は、本質的に2つの文化に順応しています。それは、2言語を習得する過程において、各言語から文化的態度や行動様式、そして文化的価値を学び、理解するためです。また、他文化的側面を自身の文化に取り込むこともします。こういった事実に加え、2つの文化に順応している人は独創的で大人になった時に成功する確率が高いという研究結果があります。

yes仕事に困らない

グローバリゼーションの波が押し寄せる昨今、多くの企業は世界を相手としてビジネスを展開し、海外に支社を立ち上げようとしています。2ヵ国語以上話せる人間が、雇用の面で有利になることは至極当然の話です。

よくある誤解

バイリンガル育児に関して調べているうちに、バイリンガル育児が害になることもある、という情報を見つけてしまうこともあるでしょう。ただ、そういった噂の大半が時代錯誤な内容か、単に間違っているのです。このセクションを読んで正しい知識を身につけ、不安を解消してください。

誤解 No.1

2ヵ国語で育てると、子供が混乱して、結局どちらも中途半端になるのでは?

この噂が最も有名なものではないでしょうか?事実、多くの大人がそうですし、小児科医の中にもこう信じている人たちがいます。結局、1言語のみで育てる方が有益だというこの話は、時代遅れであり、よく調査された結果から生じたものではありません。きちんとした研究では、バイリンガル育児によって子供に不利益が生じるということは証明されていません。この噂は、1言語を基本とする国々によって生かされてきたものにすぎません。カナダやベルギー、それにスイスなどは他言語を基本としている国があるという事実をお忘れなく。
実際のところ、乳幼児は生後4日で音声の聞き分けが可能となります。個人差はあるものの、すべての子どもが他言語を学ぶ力を持っているのです。継続的にサポートし、常に多言語に晒し、そして一貫した言語的刺激を与えることができれば、子供は多言語を学ぶことに何の問題も持ちえません。

誤解 No.2

バイリンガル子育ては、子供が話し始める時期を遅らせる?

これもよくある噂ですが、根拠は何一つとして存在しません。幼少期における多言語について研究しているコリン・ベーカー氏は、この噂を自身の著書『The Care and Education of Young Bilinguals: An Introduction for Professionals』で次のように否定しています。「子供をバイリンガルとして育てることは、言語障害や遅れを起こす可能性を高めもしなければ低めもしない」。これは、2ヵ国語以上の学んでいる子供にも当てはまります。さらに、the Center for Applied Linguisticsが発表した2006年のレポートでも、次のように記述されています。「たくさんの親は、バイリンガル子育てが言葉の遅れに繋がると信じている。だが、研究結果によれば、バイリンガルの子供もそうでない子供と同様のタイミングで言語発達を遂げている」。実際は、バイリンガルの方が、言語発達が早いというケースも多々見られます。

誤解 No.3

子供が2言語を混同する?

事実、コード・ミキシングと呼ばれる2言語混同の現象は発生しますが、一時的であり無害です。語彙が増強されるにつれ、こういった言語の混同も自然と消えていきます。ところで、なぜこういった混同が起きるのでしょうか?バイリンガルでない子供が何かを表現したいだけどその言葉がわからないという時、彼らは何かを指してみたり、ジェスチャーを使ったりして伝えようとします。バイリンガルの子供は、これをジェスチャーなどのかわりに、別の言語で正しく表現しようとしているだけなのです。言語の混同は5歳までには解消することが研究によって実証されています。また、両親が徹底して言語を混ぜて使用するのを避ければ、子供の言語の混同も少なくなっていくということを知っておくべきでしょう。

誤解 No.4

子供であれば簡単にバイリンガルになれる?

子供であれば、どんな方法であれ簡単にバイリンガルになれると信じている親がいます。こういう人たちは、子供を週一回の語学教室に参加させ、外国語のアニメでも十分に観させておけばペラペラになると信じています。
これは大間違いです。バイリンガル子育てを成功させるには、多大なる努力が必要です。モントリオールにあるMcGill大学の精神科医であるフレッド・ジェネシー教授によれば、日中活動時間帯の少なくとも30%以上を2言語に(インタラクティブな形で)接していなければバイリンガルにはなれないと言います。また、「言語に接する時間が少なければ、他言語を理解できるようにはなっても、話すことはできないだろう。大人より子供の方が他言語を学ぶことが容易にできる。とはいえ、一晩でそれが成るわけではない。」とも発言しています。

すべきことと、してはいけないこと

バイリンガル育児を開始する最適なタイミングは?答えは「お腹にいる時」です。お腹の中にいる時期は、聴覚が発達する大切な時期です。この時期から、2つの言語で話しかけてあげましょう。すでに胎児は、言語というものを学んでいるからです。ここでは、こういった「すべきこと」に加えて、「してはいけないこと」を紹介します。

以下は「すべき」こととして推奨されています。

すべき】バイリンガル育児に対して、家族の賛同を得ること

家族の協力なしに、バイリンガル育児の成功はありません。よくあるケースは、両親の片方はバイリンガル育児に積極的だが、もう片方は反対しているというパターンです。反対している理由としては、自分が1言語しか話せないので取り残された気分になりたくないといったものや、単純にバイリンガルとして子供を育てることに様々な不安を抱いているからなどでしょう。バイリンガル育児に対する悪い噂に関しては、このサイトでも解説したとおり、ほとんどがデタラメです。その点も踏まえて、しっかりとお互い話し合い、妥協する部分は妥協してバイリンガル育児に対する賛同を得ましょう。

すべき】子供を多言語に接することのできる環境に置くこと

実際、両親が子供に「話し方」を教えているわけではありません。環境が、彼らの言語発達を促進しているのです。幼児の言語発達は自然と行われますが、他の言語に接することができる環境を用意することで、その発達を補助することが可能です。いろんな場所でたくさんの人と他言語で接する機会をつくってあげてください。コミュニケートするためには他言語を学ぶ必要があるということを、子供は自発的に感じ始めます。TVだけでは不十分なのです。両親としては、子供と話す、本を読み聞かせる、ゲームをする、音楽を聴かせる、DVDを使うなど、様々なことを両言語で行ってあげるようにしましょう。

すべき】育児方針を決定すること

育児に対しても方針を立てることが重要です。どちらが、どの言語を、どんな時に話すのか。それを一度決めたら、徹底するようにします。よくある方針としては、「一人一言語」や「家庭内のみマイナー言語」などです。「一人一言語」では、片方の親が他言語で子供と会話しますが、母語を担当するもう一方が子供と大部分の時間を過ごすようにします。そして「家庭内のみマイナー言語」では、家ではマイナー言語のみを使用しますが、外ではメジャーな言葉(その国の母語)を使用するというものです。もし、あなたがバイリンガルでもなく、外国にも住んでいないのであれば、専門の英語集中クラスを提供している施設を利用するなど、外部ソースを利用すると良いでしょう。

すべき】言語教育に良いものを用意すること

他言語の本や映画、音楽におもちゃを与えると、言語教育を楽しくなり、難しさが軽減されます。日用品なども、日常会話の手本を示すものとして役に立ちます。これに加え、バイリンガル幼稚園へ入園させることや、多言語でお友達と遊ばせることも良いでしょう。

すべき】辛抱強くなること

常に覚えておきたい最も重要なことは、バイリンガル育児を通して、子供に対し辛抱強くなるということです。通常の子育て同様、バイリンガル育児も長期間に及ぶ献身が必要です。浮き沈みはありますが、柔軟に子供をサポートしてあげましょう。他の子供のように早く多言語を話せるようにならなくても、焦らないように。それよりも、自分の子供の成功と、達成したことに対して褒めてあげることに集中してください。

以下は「注意」することとして覚えておきたい項目です。

注意】待たないこと

3歳までの期間は、言語を操るためにニューロのネット―ワークを構成しようと、脳が激しく活動しています。この期間までに教育を開始する必要は、必ずしもありません。ですが、開始時期が早ければ早いほど、バイリンガル育児に成功する可能性が高まります。10代までには、子供特有の言語に対する柔軟性が減少してしまうためです。

注意】批判しないこと

子供の言葉や、言葉の発達具合に対して絶対に批判すべきではありません。とはいえ、時には子供の発音や、言葉の使い方に対して批判的なことを言いたくもなるでしょう。どうしても子供の言葉を直したい場合、正しい言い方で同じ言葉を繰り返してあげましょう。訂正が必要であることを伝えたい場合、「つまり○○って言いたいの?」と質問してあげましょう。こうすることで、子供は自身で言葉を訂正することができます。

注意】比較しないこと

兄弟や余所の子の成長度合と比較しても、何の足しにもなりません。親としての使命は、子供を励まし、言語に対する自信をつけさせることです。プレッシャーを与えることではありません。もし、子供の成長度合が著しく懸念されるべきものであれば、自分の判断に委ねず、専門医を訪ねましょう。ただ、個人差もありますので、多少の言語発達の遅さを過度に心配する必要はありません。

注意】完璧を求めないこと

理想としては、教えたい言語全てを巧みに操る子供にすることでしょう。ですが現実は、流暢さは個人個人で異なりますし、兄弟間でも差がでます。もし子供が期待水準の流暢さではなかったとしても、失望するのは早計です。例えばあなたが外国に引っ越した家族だとしましょう。子供が家族とは母国語で会話をし、学校では外国語で過ごしているとします。この場合、いつも各言語の文法と発音を向上させる機会に恵まれているということです。よって、何ら心配する必要はありません。

注意】コミニューケションを止めないこと

常に子供とコミュニケーションをとりましょう。そうすることが、言語発達を促進します。とはいえ、これには多大なる努力を要します。よって、中には最初に決めた子育て方針に沿わなくなり、最後には他言語習得を諦める親がいるのも理解でします。その理由が、コミュニケーションをとる時間が十分ないということであれば、代替手段を考えてみましょう。バイリンガル養成プログラムに子供を参加させるというのも一つの選択肢です。

注意】諦めないこと

何度も言うように、バイリンガル育児は並大抵のことではありません。進歩が見られず、子供は結局何も学んでいないのではないかと感じてしまうこともあるかもしれません。そんな迷いが生じた時には、なぜ自分が最初にバイリンガル育児をしようと決めたのかを思い出してください。バイリンガルにすることの利点を考えてみましょう。そして、同じようにバイリンガル育児に取り組んでいる他の人に相談してみるのです。彼らは喜んであなたの相談に乗ってくれるでしょう。そして、あなたはまた奮い立つことができます。我が子のために一度決心したことです。諦めないで!

バイリンガルの関する統計データ

全世界人口のおよそ半数の人がバイリンガル、ないしはトリリンガルだと推定されています。少し掘り下げると、ヨーロッパに住む人口の半数はマルチリンガルですし、約35%のカナダ人は2ヵ国語以上話せると言われています。一方でアメリカの場合は、その割合は全体の約25%に留まっています。いずれにせよ、多言語を操る人はどこにでも存在し、その割合は増加傾向にあります。

ヨーロッパ

  • EUで認定されているヨーロッパの公用語は24ヵ国語。ただし、土着の言語やマイナーなものも数えきれないほど存在し、それらは準公用語として認定されています。80%以上の小学校で、外国語の授業が行われています。
  • 2年生では、51.2%の生徒が2つ以上の外国語が学習しています。
  • 英語が最も学習されている言語です。次に、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、そしてロシア語と続きます。
  • EUでは、多言語を操れるようになることが推奨されています。この理由は、「ヨーロッパ内での自由な勤労、移動、学習」を確固たるものにするためには必要な要素だからです。
  • 多言語が操れることは、社会参加における言語障壁の撤廃にも必要不可欠なことだと考えられています。

カナダ

  • 全体の12%が、英語とフランス語以外の言語を家庭内で使用しています。
  • トロント在住者の31%が、英語とフランス語以外の言語を家庭内で使用しています。
  • フランス語と英語の両方を話すカナダ人の給与は、英語しか話せないカナダ人より約10%高く、フランス語しか話せないカナダ人より約40%高いと言われています。

アメリカ合衆国

  • 5歳から17歳までの子供の21%が、英語以外の言語を家庭内で使用しています。(この数値は今後増加していくと予想されています。)
  • 2007年に行われたアメリカン・コミュニティ調査によると、約5500万人のアメリカ在住者が、英語以外の言葉を家庭内で使用しています。
  • ニューヨークおよび西と南西に位置する州に住む、5歳以上の人口の23%が英語以外の言語を話すことができます。
  • カリフォルニアでは、およそ50%の生徒が英語以外の言語を母語、または唯一話せる言語として使用しています。(この割合は2030年までに70%に達するだろうと言われています。)
  • バイリンガル人口の割合が最も高い市は、ニューヨーク、ロサンジェルス、そしてシカゴです。

日本

  • 1980年代後半から移民が増加しているため、日本は多文化・多言語社会へと変貌してきています。
  • 10人に1人が英語を学習しています。

世界全体

  • 英語を第二言語として使用する人の数は、英語を母語として使用する人の数よりも圧倒的に多いです。
  • バイリンガルの子供の数と、一言語しか話せない子供の数はちょうど半々です。
  • アルツハイマーを発症の最初の兆候が出る年齢の平均は71歳。バイリンガルの場合、この平均年齢が75歳になります。

世界の人口の半分は2ヵ国語以上を話せますが、その数は増え続けています。言語は経済の影響を受けます。かつてギリシャ語やラテン語、フランス語などが世界中で話されていたのは、それらの言語を母語とする国々が経済を掌握し、またその文化が世界各地へと広まっていったからです。今日、最も学習されている外国語は英語ですが、その理由はもうお分かりですよね?


同一の1言語しか話せないご両親へのアドバイス

バイリンガル子育てでよく見られるシチュエーションは、1)両親が異なる言語を母語とするカップルである場合、または2)両親が同じ言語を話すカップルで、住んでいる地域の公用語が外国語である場合、のどちらかです。よって、同じ言語を話すカップルが両親で、住んでいる地域の言語も同じという場合、バイリンガル子育てはさらに厳しいものとなります。ここでは、そんなシチュエーションにも関わらず、バイリンガル子育てを決意された勇気あるご両親に対して、いくつかヒントを提示します。常に覚えておいて頂きたいのは、集中的に外国語が使われる環境をお子様に提供することが重要であることです。既に最初のテストはクリアしています。バイリンガル子育てをするという決意です。あとは実行あるのみです。

アドバイス No.1

最大限、他言語に接する環境をつくる

『Raising a Bilingual Child』の著者、バーバラ ズラー ピアソン博士によれば、起きている間の丁度50%を他言語に触れる時間にすべきだそうです。経済的に余裕があれば、専門の学校や保育施設に子供を入学させるのがよいでしょう。もしくは、外国語を話す子守を雇うという手もあります。他には、外国語を主として使う子育てコミュニティー等に参加し、他言語を使う子供と一緒に遊ばせるということも手段の一つです。

アドバイス No.2

共に学ぶ

子供に覚えてもらいたい外国語を、両親も共に学ぶことを強く推奨します。必須ではありませんが、これはバイリンガル子育てに大きくプラスとなります。両親が外国語を使えるようになるだけではなく、共に学ぶことで、外国語を学ぶモチベーションを子供に与えると同時に絆までも形成しているからです。 図書館に行き、学習用の本やDVD、コンピュータープログラムなどを探してみましょう。インターネットで他言語学習用の動画を観るのもいいでしょう。また、できることなら、覚えさせたい他言語が母語である国へ旅行に出かけるというのもいいですね。

アドバイス No.3

実際に話す

実際に、あなた自身が他言語で子供に話しかけてあげるというのがとても重要です。そうすることで、子供はその言語で会話することの必要性を学ぶのです。完璧に話せなくても問題ありません。発音も文法も、あまりこだわり過ぎないように。「子供の周辺でその他言語を話す人間があなただけでないのであれば、子供はあなたの間違いまで真似しない。」と、ピアソン博士も言っています。いずれ子供があなたの間違いを指摘してくれるようになるでしょう。

アドバイス No.4

学習したくなる環境にする

子供の学習を積極的に応援すること。馬鹿にしたり、からかったりしてはいけません。そんなことをすれば、ただ子供のモチベーションを下げるだけです。ポジティブで役に立つようなフィードバックをしてあげてください。多少の間違いはあろうと、達成したことについて褒めてあげましょう。ポジティブなフィードバックが、子供を覚えさせたい他言語に対して積極的にさせます。たくさん他言語を使える機会を与え、また、他言語を使うことが強要されつつも子供がそれを楽しめる方法を模索してください。あなたがバイリンガル育児を行いたい理由を、子供に伝えることも重要です。あなたが抱く熱意と、バイリンガルになることでどのようなメリットがあるのかも伝えてあげましょう。子供の学習を促すことの重要性を認識してください。

1言語しか話せないご両親でも、バイリンガル子育てを諦める必要はありません。冒頭でも述べたとおり、あなたは最も困難な試練―「バイリンガルを育てる」という決意を固めること―をクリアしているからです。あなたは、子供と一緒にこの冒険の旅に出発し、彼らに奪われることのない力を与えようとしています。ピアソン博士は次のように述べています。「言葉のお手本としてあなたが子供に与えるものは、新しい言葉や文法だけではない。一緒にその言語を話すことで、その言葉が普通のものとして受け入れられている環境を作りだしているのだ。この環境下では、子供はより多くの時間をその言語を練習することや、考えることに費やすようになる。また、その言葉が学ぶ価値のものであるということを子供に示してもいるのだ。これらは、彼らの学習モチベーションを高めることに繋がる。まさに、子供にとってはとても素晴らしいプレゼントだ。」 一筋縄ではいかない旅路ですが、弛まぬ努力と継続的な子供に対する献身を以て、ゴールを目指してください。